「そもそもプラチナシリコンってなに?普通のシリコンとはなにが違うの?」
「どんなものに使われている?」
「プラチナシリコンが地球を救う?どうやって?」
この記事ではこんな疑問を解決していきます。
その使いやすさや清潔さから、よく医療器具や調理器具などで用いられているシリコン。
ゴムベラなどはよく目にするシリコン第一位ではないでしょうか。
市販されて売られているシリコンが一般的なシリコンだとすると、
プラチナシリコンとは一体なにか?
それは、『プラチナが混ぜられ抗菌作用が更にアップしているシリコン』です。
この記事を読めば、
・プラチナシリコンを選択することで得られるメリットやデメリット
・プラチナシリコンが使われた賢い生活術
が分かるようになります。
プラチナシリコンが持つメリット3選
プラチナシリコンは、一般的なシリコンに比べて匂いや抗菌性、耐熱温度などに特徴があります。
メリット3つをまとめてみました。
匂いが抑えられている
シリコンは液体の状態から、化学反応を起こし、硬化剤を使って硬化させます。
プラチナシリコンの硬化剤は名前の通り『プラチナ(触媒)』を使用しています。
硬化剤にプラチナを使用することにより、ガスの発生が抑えられるので匂いがほぼない状態となります。
比べて、一般的なシリコンに用いられる硬化剤は『有機過酸化物(パーオキサイド)』というものが使われるので
これがわずかに残る匂いの原因となります。
プラチナに由来する抗菌性を備えている
プラチナは様々な場所の抗菌コーティングなどにも用いられるほど優れた抗菌力があります。
そのプラチナを用いて作られたプラチナシリコンは、一般的なシリコンに比べて更に抗菌力がアップしています。
また、食品添加物としても厚生労働省から認められていて、摂取しても身体に吸収されることはないので、食品関係にも安心して使うことができます。
耐熱温度が広範囲のため煮沸消毒もできる
一般的なシリコンも比較的広範囲で使えますが、プラチナシリコンも、形や用途によって異なるものの、約『-30度~230度』ほどで使用が可能。
一般的な冷凍・冷蔵・レンジでの加熱・オーブンでの加熱・湯せん等々に問題なく使用することができます。
プラチナシリコンのデメリットは?
プラチナシリコンのデメリットは、やはり一般的なシリコンに比べて製造管理が難しくコストがかかる事があげられます。
硬化剤にパーオキサイドが使われている一般的なシリコンは材料ライフが1か月あるのに対し、プラチナシリコンの材料ライフは~1日と短く、付きっきりで面倒をみるイメージです。
様々なメリットを持って生まれるプラチナシリコンですが、管理には十分注意が必要になってくるので、結果割高になってしまう傾向にあります。
プラチナシリコンが地球を救うたった1つの大きな理由
プラチナシリコンが地球を救う理由は単純です。
それは、使用するだけで『脱プラスチック』に貢献しているということになるからです。
脱プラスチックで海洋ごみの減少に貢献
プラチナシリコンが地球を救う理由は、
『プラチナシリコン製品を使用し、プラスチック製品を使わないことで地球のプラスチックごみを減らすことができる』ということです。
世界中で広く使われているプラスチック、変形が容易なのでアイデア豊富に様々な形に変えて、日頃の生活を便利にしてくれていますよね。
ゴミ袋や、タッパー、ペットボトル、ラップなどが該当しますがその便利さから過剰に使われ、廃棄がきちんとされない現実もあります。
プラスチックは基本的にリサイクルできますが、複数の素材が混ざったものや高度な科学処理がされたものはリサイクルが難しいです。
そのため、世界のプラスチックゴミの約91%はリサイクルされず、大半は埋立地や水路に運ばれ、分解されるまでに400年近くかかるとも言われています。
プラチナシリコン製の製品は利便性においてもプラスチック製品に引けをとらない魅力があり、地球環境の改善において世界が注目すべきことと言えます。
海洋ごみを減らすことで救える具体的な動物
海洋ごみに苦しんでいる動物達は世界中に数多くいますが、
具体的に例をあげると、レイサン島に巣作りをするアホウドリが挙げられます。
レイサン島という無人島には人間が出した大量の海洋ごみが流れ着きます。
そのごみをアホウドリのヒナが飲み込み、窒息死してしまう悲しい現実が私たちの見えない所で起こっています。
鳥は基本的に飲み込んだものを吐き出すことができますが、ペットボトルの蓋や、ライターなどはヒナの喉には詰まりやすく、一度誤飲してしまうと吐き出せなくなってしまうことが多いです。
海洋ごみがなければ助かっていた動物達の命が少なからずあります。
良きものを長く愛用することが地球を救う手助けになる
全てを良きものに変えて、長く使うことがベストですが、時には使い捨てで使用した方が都合がいい時だってありますよね。
生活していく上で仕方ないこともあると思います。
ですから、生活の一部で『できるところから少しずつ変える』意識が大事です。
その一歩がサステナブルで循環する地球を作る、生態系を守る一歩になると思います。
私も少しずつ身の回りの物を使い捨てで終わらせないように生活しています。
この記事を見て『こんな現実が私の知らない所で起きているんだな、、』と感じた方は是非、自分のできる範囲でサステナブルな生活に足を踏み入れてほしいと思います。
プラチナシリコンを使った賢い生活術
海洋ごみ問題にダイレクトで解決できるプラチナシリコン製品は、生活に賢く取り入れることができます。
例えば、食材の保存に使っているタッパーを、プラチナシリコン製品に変えること。
一般的なシリコンだと食材への匂い移りが懸念されますが、プラチナシリコンならその心配がありません。
また、広範囲の温度に対応しているのでタッパーよりも使い勝手が良く、日々の家事を助けてくれます。
代表的なプラチナシリコン製品に『スタッシャー』『ジップトップ』があります。
気になった方はぜひ、下記の記事も参考にしてみてください。
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プラチナシリコンが地球の生態系を救う?理由を解説|まとめ
今回は『プラチナシリコン』についてお伝えしました。
日々生活していても、世界のどこかで暮らす動物達のリアルを知る機会は中々ないかと思います。
サステナブルな選択がしたいという方はまずは身の回りのできるところから。そうでないと一歩を踏み出すのは難しいです。
その選択の一つとして、便利で半永久的に使えるプラチナシリコン製品はおすすめです。
この機会に、サステナブルな商品に興味を持ってもらえたらと思います。